fujitmi’s blog~地球を抱く〜

こんにちは、藤堂ゆきおです。普段はなろうとカクヨムさんで小説書いてます。興味ある事を書くだけの日記。

愛はいつもそこにあるっていうベタな話

大学生くらいの頃、ネットで知り合った子で、3年くらい付き合った恋人が居た。

その頃自分は、あきれ果てるほど自分に自信がなく、ネガティブを超合金の鎧で覆って生きていた。


というのも、自分は家庭環境が良くない。今じゃ言い訳には出来ないが、良くなかったのは事実。


その子に向かって口癖のように言っていたのは、「自分は人を一生愛せない」だった。今思うとそんな事を言って相手にも失礼だったなって思うんだけれど。その思考が付きまとって結局別れるに至った。経緯は色々とある。


だけど改めて過去の自分を振り返ると、その子のことはちゃんと愛していたんだなと思った。

新幹線、片道二時間の遠距離恋愛。働いたお金で、あの子に会いたくて月に1回は通った。遊園地に行った時にはお弁当を作ったし、毎日連絡して、レストランを予約したり。


今思えばしっかり自分は人を愛せていたんだ。愛している事に自信がもてなかっただけで。

今の精神なら、もっとあの子を幸せに出来たかもしれないけれど、過去の失敗のおかげで、今の自分がいる。幸せや愛は身近にあるもので、それに限っては少ない努力でも手に入る。だって気づけばいいだけの話だから。まずはぼやけているものに、ピントを合わせる作業から始めればいい。焦らず、ゆっくりと。


一番愛から遠いと思っていた自分は、一番愛を中心に生きていたんだなぁ。泥まみれになって、もがいていた自分にありがとう。